厳冬期の本格登山ほどではないと思いますが、キャンプ場の夜は非常に冷え込みます。
春や秋のシーズンでも冷え込みますが、冬キャンプはしっかり対策をとらないと眠ることもままならない事になってしまいます。
当然厳冬期用の本格登山用シュラフと超高級マットレスで武装すれば平地のキャンプ場であれば十二分に対応できると思います。
でもシュラフだけで数万円とかやっぱりちょっと厳しすぎます。そこで一万円以下で出来る冬キャンプで寝るときの寒さ対策を考えてみました。
Contents
冬キャンプで寝るときの寒さ対策
- 冬キャンプで寝るときのシュラフを少し工夫する
- 冬キャンプでねるときの暖房器具
- 冬キャンプで寝るときの服装
寒くて寝れないのはつらすぎるけど超高級シュラフはお財布にきつすぎる。そんな自分自身の為に、一万円以下で出来る冬キャンプでねるときのひと工夫を色々考えてみました。
本格的な冬シーズンも使えるシュラフはこちらです。
冬キャンプで寝るときのシュラフを少し工夫する
冬キャンプで暖かく寝るためのポイントはたくさんありますが、やはり一番重要なのは寝袋(シュラフ)だと思います。
寝るための袋なんで。でもあこがれのISUKAの高級ダウンなどにはなかなか手が出ないです。
我が家は初心者ファミリーキャンパーなので春から秋のシーズンで使い勝手のいいスリーシーズンダウンを軸とした冬キャンプの寝るとき対策になってしまいます。
僕も含めてのファミリーキャンプ中心の方は、そのレベルの方が多いのではないかと思います。
実際に一万円以下であまりコストをかけずに出来る作戦はこれです。
- 寝袋(シュラフ)の中に毛布作戦
- 寝袋(シュラフ)二重作戦
- 寝袋(シュラフ)カバーやインナーシュラフ購入作戦
寝袋(シュラフ)の中や外に毛布作戦
【実質コスト0円】【初心者おすすめ度:★★★★★】
これが一番手軽で誰でも出来てかなり暖かいです。寝袋(シュラフ)の中に毛布をいれたり、寝袋の外というか上に毛布をかけてくるまって寝る作戦です。
毛布ならどの家庭にもありますし、保温力も抜群かと思います。
- 家にあるものでいいのでお金がかからない
- 毛布はかなり暖かい
- シュラフの中にも使えるし、リビングスペースで寒いときにも使える
- 若干かさばるのが難点
寝袋(シュラフ)二重作戦
【実質コスト~3000円】【初心者おすすめ度:★★★】
これは僕自身がソロのときにたまするに作戦ですが、寝袋を二枚重ねにする作戦です。
僕は、はじめてキャンプをするときにホームセンターで買ったペラペラの寝袋が家に転がっているので、それをつかって二重にするとそこそこ暖かいです。
- 余分な寝袋があまっていればお金はかからない
- 安い夏用シュラフを購入予定の人はそれをつかえる
- 夏用のペラペラシュラフ自体の使用頻度や必要度が少ないので購入自体が無駄かも。
- シュラフが家に多くなり少し邪魔
- 若干かさばる
寝袋(シュラフ)カバーやインナーシュラフ購入作戦
【実質コスト3000円~】【初心者おすすめ度:★】
シュラフカバーの主な役割は保温と結露によるシュラフの濡れ対策です。冬の登山などではどうしてもテント内は結露しますが、その時にダウンシュラフが塗れてしまうとシュラフのパワーが大幅ダウン。つまり冬山厳冬期登山での縦走など本格思考の方のアイテムです。
逆に言うとわれわれファミリーキャンパーは車移動が多いので積載のことを気にせず化繊のシュラフが使えます。なので必要性の高いアイテムではないでしょう。
- 基本オートキャンプがなので積載をそれほど気にしなくていい
- 化繊シュラフを使えるのでシュラフがある程度濡れに強い
- 毛布やペラペラシュラフで代用も可能
- 縦走や本格厳冬期登山をされる方は別だが、キャンプ初心者には必要性の少ないアイテム
冬キャンプでねるときの暖房器具
テント内とはいえ冬キャンプでは寝ていると外気に近い室温になってきます。
しっかりテント内を暖めたいところですが、キャンプストーブなど火気を使ったアイテムは危険を伴います。そこでファミリーキャンプで最適なテント内暖房器具をピックアップします。
- 湯たんぽ
- ホットカーペット
- カイロ
湯たんぽ
【実質コスト1000円~】【初心者おすすめ度:★★★★★】
電源不要の就寝用暖房器具の王道です。初心者は電源サイトがおすすめですが湯たんぽであれば電源は不要。シュラフに入れておけばポッカポカです。
最近では亜鉛鉄板を使った保守本流の湯たんぽからプラスチック、ゴム製など種類も豊富。あれば便利なアイテムですね。
ちなみに僕はプラスチックの湯たんぽ派です。
- 安いし種類が豊富
- 電源が要らない
- 危なくない
- 亜鉛鉄板製やプラスチック製は少しかさばる
ホットカーペット
【実質コスト5000円~】【初心者おすすめ度:★★★★】
電源サイトが確保できるなら文句なしの最強アイテムです。少しコストはかかりますがそれを補って余りある戦力。
ホットカーペットがあれば服装さえ注意すれば、スリーシーズン寝袋でも寒さとは無縁です。キャンプ初心者は電源サイト×ホットカーペットがスタートラインと勝手に思っています。
- 暖かさを持続できる
- 電源が必要
- やはりある程度お金がかかる
- 積載はそれほど大きくならないので安心
ホットカーペットが最強と僕は思います。
カイロ
【実質コスト100円~】【初心者おすすめ度:★★★★★】
キャンプ以外の時にも非常になじみに深いアイテムです。寝るときにシュラフの中に忍ばせればかなり暖かさが変わります。カイロには使い捨てカイロとオイルカイロがありますが、オイルカイロがおすすめです。
- キャンプ以外、寝るとき意外でもどこでも使える
- 使い捨てなら安く手に入る
- オイルカイロは一度買ってしまえば維持費がほとんどかからない
- 電源不要
- 小さいので便利
冬キャンプで寝るときの服装
冬キャンプで寝ていると体温が地熱に吸い取られ、冷えてくることがあります。
特に頭や足先、腰周りなどはよく冷えます。コットなどで地面から体を離す方法もありますが、基本は服装で対応だと思います。
冬キャンプの服装の肝はレイヤードだと思うのですが、寝るときには特によく冷える部分をフォローしたいですね。
- 睡眠用の帽子を着用する
- テントシューズなど室内シューズを履いたままねる
睡眠用の帽子を着用する
【実質コスト1000円~】【初心者おすすめ度:★★★】
ドラえもんのスネオの帽子です。これ相当暖かいです。田舎に帰った時には家の中でも帽子をかぶって寝ますが寒さがぜんぜん違います。相当おすすめです。
「ナイトキャップ」や「ルームキャップ」、「おやすみキャップ」などで出てくるので一度検索してみてください。
家にあるなら、ゆったりしたニット帽でもいいと思いますけどね。
テントシューズなど室内シューズを履いたままねる
【実質コスト3000円~】【初心者おすすめ度:★★★】
テント内で着用するフットウォーマーが色々なメーカーさんから出ています。今までは足元は冷えるので靴下を重ね履きしていました。まだ試したことは無いのですが、これは一度試してみたいアイテムです。
あとは裏技で靴下、ビニール袋、靴下の重ね履きです。通気性の無いゴアテックスフィルムのようになり温まります。蒸れますけれども。。。
以上いろいろと冬キャンプで寝るときの対策を見てきました。まだまだノウハウがたくさんあると思うので研究してまたアップいたします。
それでは皆様よいキャンプライフを!
冬キャンプデビューするキャンプ初心者の方はこちらもご覧下さい。