アウトドアごはんの王様、バーベキュー。おうちや焼肉屋さんで食べるお肉もおいしいですが、気持ちのいい空の下で食べるお肉や魚介類はやっぱり最高です。
そんなバーベキューに欠かせないのがバーベキューコンロやグリル。一口にバーベキューコンロといってもいろいろな種類があります。選び方のポイントなどを考えてみました。
Contents
バーベキューコンロを選ぶときに知っておくべき5つの種類と特徴
- バーベキューコンロの種類と特徴一覧表
- 5種類のバーベキューコンロそれぞれのメリットデメリット
バーベキューコンロの種類と特徴一覧表
一口にバーベキューコンロといってもいろいろな種類があります。
- バーベキューコンロ(炭火タイプ)
- 七輪
- 焚き火台
- バーベキューグリル(ガスタイプ)(蓋つき)
- 使い捨てコンロやレンタル
大きく分けるとこの5つの種類に分けれると思います。使う燃料の違いや携帯性のよさ手軽さなどでいろいろと差があります。
着火のしやすさ | 携帯性 | 燃料 | 最安価格帯 | バーベキューのしやすさ | 汎用性 | 手軽さ | |
バーベキューコンロ
炭火タイプ | △ | △ | 炭 | 1000~ | ○ | △ | △ |
七輪 | ○ | △ | 炭 | 1500~ | △ | △ | △ |
焚き火台 | △ | ○ | 炭 | 2500~ | △ | ◎ | ○ |
バーベキューグリル
ガスタイプ、蓋つき | ◎ | × | ガス | 15000~ | ◎ | × | × |
使い捨てコンロ | ○ | ○ | 炭 | 500~ | △ | × | ◎ |
レンタル | △ | ◎ | 炭 | 2000~ | ○ | – | ◎ |
一覧にしましたがいろいろと表では伝えきれないこともあるので一つひとつ見ていきますね。
5種類のバーベキューコンロそれぞれのメリットデメリット
バーベキューコンロ(炭火タイプ)、七輪、焚き火、バーベキューグリル(ガスタイプ)(蓋つき)、使い捨てコンロやレンタルの5種類のメリットデメリットを見ていきたいと思います。
1、バーベキューコンロ(炭火タイプ)
まずは定番のバーベキューコンロです。種類も豊富で使っている人も最も多いのではないでしょうか。主な特徴はこんな感じです。
- 焼き場の幅が広いので炭のおき場所を調整して火力調整しやすい
- 実はコツを知らないと火がつけにくい
- 足つきのものが多いので背が高くなる
- 収納や持ち運びにはそれなりのスペースが必要。
バーベキューコンロ(炭タイプ)のメリット
バーベキューを食べるという観点ではやはり一番適していると思います。コンロの右部分だけに炭を集めて左側は保温スペースという使い方もコンロの形状的にやりやすいです。
足つきの物が多いので、背の高さが保てて座っていても立食でもバーベキューをし易いです。
バーベキューコンロ(炭タイプ)のデメリット
バーベキューコンロはやはりそれなりの大きさがあるので収納スペースに幅をとります。
ファミリー用のコンロだと大型車でのオートキャンプでは問題ないかもしれませんが小型車では少し厳しいですよ。
コンパクトカーの収納スペースの改善はこちらもご覧ください。
あとは形状が平たいので着火の際に炭を縦長に配置して縦方向の熱い空気の対流を作ってあげないと火がつけにくいです。
また上記の写真のような炭置き場が浅型のバーベキューコンロはやめたほうがいいです。
炭が縦に並べにくく使いにくいのと、縦の気流を起こしにくいので炭が消えやすくなってしまいます。1000円弱の値段帯で安いですが、かなり使いにくかったのでおすすめしません。
がんばって3回程度使いましたが現在はお蔵入りです。
2、七輪
秋に軒先で秋刀魚を焼く、そんな光景もあまり見られなくなり、昔の日本よりは少しマイナーなアイテムになった感のある七輪ですが、バーベキューではかなりの使い勝手がいいです。
- 火がとてもつけやすい
- 燃料効率がよく炭をあまり消費しない
- 強烈な火力になりやすい
- 折りたたむ部分が無いので収納や持ち運び性はあまりよくない。
- ちょっと洗いにくい
- 焼けた肉を保温するスペースに困る
- 古きよき日本人になった気分を味わえる
七輪のメリット
なんといっても『火』の部分です。着火のしやすさ、燃料効率の良さ、火力の強さと維持のしやすさ、どれをとっても一級品です。
七輪であれば極端な話、炭を適当に掘り込んで、着火剤を入れておけば、すぐに火がつきます。
縦長の形状が通気の縦方向の流れを自然に生み出し火がつきやすい特徴があります。またその形状から少ない炭の量で長く強く火力を提供してくれます。
火付けに自信の無い初心者のとっては、まさにミスターバーベキューアイテムです。
七輪のデメリット
小さく折りたたんだりすることができません。形もほぼ四角なのでコンパクトカーへの収納はやりにくいです。
あと強い火力が全体の満遍なく行き届くので焼けたお肉の逃げるスペースがないです。焼き手の手腕が問われます。また独特の形状とその素材感のため洗いにくいです。
トップ部分の丸く広がっているところが肉の脂でギトギトしてきます。
我が家では昔スーパー七輪を使っていました。素材がセラミックで非常に強く、金たわしでゴシゴシ洗えるので気に入っています。
15年ほど使いましたのでさすがに底がわれてきましたが使った回数を考えると非常にいい買い物をしたと大満足の一品でした。
3、焚き火台
今からバーベキューコンロを購入することを考えている人に一番おすすめしたいアイテムが焚き火台です。いや~、焚き火とかしないし。。。みたいな人にもおすすめです。
- コンパクトな収納力で持ち運びしやすい
- 焚き火台なので、当然バーベキューコンロ以外の使い方ができる
- 炭を置くスペースが比較的広いので片方に寄せれば保温スペースも作れる
- バーベキューコンロ同様炭は若火をつけにくい
- ローポジションでしか使えない
焚き火台のメリット
他には無いおおきな特徴というかメリットが2つあります。まず他を圧倒するコンパクト感です。スノーピーク社の焚き火台などは厚さ数cmの幅に収まるものもあります。
あとは他にはないユーティリティー性です。基本焚き火台なので、焚き火、コンロ、あとはダッチオーブンを使った調理などに使われるキャンパーが多いです。
バーベキュー以外にキャンプもする予定がある方でコンロの検討をされている方は焚き火台の購入を強くおすすめします。
焚き火台を比較してみました。よければご覧ください。
焚き火台のデメリット
バーベキューコンロ同様形状が平たいので火が多少つけにくいです。しかしそれ以外のデメリットはあまり見当たらず、メリットがデメリットを大きく上回っているアイテムです。
追記;意外な盲点がありました。バーベキューの後に焚火を始めると、また肉を焼くたくなっても焚火を始めていると焼けない。でもこれはファイアスタンドを準備すれば解消できます。
4、バーベキューグリル(ガスタイプ)(蓋つき)
すこし大掛かりな設備になりますがそれだけ特徴もあるアイテムです。
- 燃料がガスなので火をつけなくていい
- でかくて高い
- どちらかというと庭やテラスでの備え付けタイプに向いている
- 火力調整が炭よりしやすい
バーベキューグリル(ガスタイプ)のメリット
燃料がガスなので炭への着火、火力調整など火について起こるすべての問題を解決できます。
テラスや庭などの広いスペースで定期的にバーベキューを開催する方には適正のあるアイテムです。おしゃれですし。蓋つきのグリルなどはスモークなど調理の幅の広がります。
バーベキューグリル(ガスタイプ)のデメリット
比較的大きな設備のためコストは高めです。また持ち運びという観点でもどうしても大きなサイズになってしまいます。
とくに調理用の蓋つきグリルはさいずが大きいです。その分シッカリしたバーベキューが可能なので据え置きという使い方のみに特化すればいいかもしれませんね。
5、使い捨てコンロやレンタル
とりあえずバーベキューということであれば使い捨てコンロやレンタルを検討されるのも一つだと思います。年に一回程度のバーベキューでこだわりが変な無ければ最強かもしれません。
- 炭などがセットになっているのでお手軽にできる
- あとかたずけが不要で収納の心配も要らない
- 初期コストがあまりかからない
- 回数を重ねると購入するほうが安くなってくる。
- 使い捨てはお手軽だがしょぼい
使い捨てコンロやレンタルのメリット
なんといってもお手軽です。使い捨てならあとかたずけは捨てるだけ、レンタルなら食材まですべてセットのものもあります。
年一回程度のバーベキューならこれで十分かと思います。
いくら安くてもコンロ、炭、着火剤、網などをそろえるとそれなりにお金がかかりますが使い捨てならワンセットになっていて火をつけるだけ。高級なお肉にお金をかけれそうですね。
使い捨てコンロやレンタルのデメリット
年に何回もレンタルしたり、使い捨てを購入しているとやはり通常よりコストがかかってしまします。特にレンタルは高くつくと思います。
キャンプ道具などのレンタルは賢い使い方をすればメリットがたくさんあるので上手に活用したいですね。
キャンプ道具のレンタルについてはこちらも参考にしてください。
まとめ
バーベキューコンロを選ぶ際に知っておくべき5つの種類と特徴についていろいろまとめました。それぞれ特徴がありますね。
オーソドックスなバーベキューコンロ以外にも、これからキャンプデビューするなら焚き火台、火力と経済性の七輪、据え置きならバーベキューグリル、お手軽さの使い捨てといろいろ特徴があるので皆様のスタイルに合ったバーベキューコンロをチョイスしてくださいね。
こちらも参考にしてください。
それでは皆様、楽しいキャンプライフを!