
以前から気になっていたBUNDOKのコンパクトベッドを実際に購入して使用してみたのでレビューします。いろんな意味でなかなかのアイテムでした。
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BUNDOK(バンドック)のコットを徹底レビュー
3000円を切る価格でキャンプ用コットが手に入る、このバンドックのコンパクトベッド。実際に冬キャンプで使用してみたのでレビューしますね。
驚きのコストパフォーマンス

まず何と言っても3000円以下という衝撃プライス!スノーピークのコットが48000円で売っているのを見てさらなる衝撃を受けました。
3000円以下で購入し、使用してみて、とても良かった点、3000円以下とはいえめちゃくちゃ残念な点などが両方あると思います。
良かった点は寝心地がいい、コンパクトサイズも意外に苦にならないなどです。そして残念な点は組み立てに難ありの部分です。これは本当に注意したほうがいい。
とはいえ3000円以下でこの寝心地を得れるのであれば僕はアリだと思いました。
他にも一万円以下のコットはこちらです。
厳しすぎる一人での組み立て

内容物は非常にシンプルです。写真一番下の収納袋、BUNDOKロゴの入っているベットの部分。
一番上のM字型に曲がった足の部分、ベットの両脇に差し込んで足をつける折りたたみ式のポール部分の4点です。
一番下の収納袋に全て入っています。
組み立て方は非常に簡単


組み立ては非常に簡単です。
- まずは生地を広げ
- サイドに通すポールを組み立てて差し込み
- 足をサイドのポールのさしているだけ
ちなみに説明書はベットの生地の裏に縫いつけられています。
たったこれだけの手順で簡単にコットが組みあがるのですが侮るなかれ。
めちゃくちゃ大変です。
まずはベット生地を広げます


生地は非常にしっかりしていて安心して体を預けれます。通気性に関してはやや少ないかもしれませんがまあ3000円なんで仕方ないですね。逆に冬場は安心ですよ。
この安心感のあるしっかりした素材の生地が曲者なんです。まあ何が大変かは置いておいて生地は広げるだけ、あとは裏地のサイドの部分にポールを差し込みます。
裏地写真の四角い穴はサイドポールを差し込んだ後にサイドポールの穴に足部分を入れるための空間です。
最大の難関、生地へのサイドポール挿入

まずはサイドポールの組み立てです。と言ってもあれ曲がったポールをつないでいくだけ。ポールはゴムでくっついているので本当に挿すだけです。

こんな感じでつながっているので本当に楽勝です、ここまでは。
でここからが本番です。組み上がったサイドポールを別途本体のサイド部分にバンドックロゴ側から入れていきます。
サイドポールは頭の高さを出すため少し曲がっていますが、曲がっている方を頭側(バンドックロゴのある方)にします。で何が大変かというと、

写真のようにサイドポールがなかなか生地に入れ込めないのです。僕はここで30分くらいはかかりましたが一人ではできませんでした。冬キャンプの夜中に強烈に生地を引っ張るもなかなか所定の場所に収まってくれません。はっきり言って、
ソロでは無理です。
説明書に記載のあるように成人男性二人で組み上げました。たまたまソロじゃなくてよかった。。。
ある程度使い込めば生地がこなれてくるのかもしれませんが、とりあえず購入したら家で一回組んでみることを強くお勧めします。
個体によって若干違うのかもしれませんが、僕の家に来た商品はめちゃくちゃ厳しかった。地面に叩いて引っ張ろうが全体重をかけようが中々入りません。
逆に言うとポールも生地もそれくらい安心感はありますが。。。
とりあえず女性でソロとかで現場で組み上げるのは相当の力自慢以外厳しいのではないかと推測します。
それでもなんとかオヤジ二人で四苦八苦し、ようやくサイドポールを収めたのもつかの間、さらなる難関が待ち受けています。
サイドポールに足を装着するのも大変

最後はベットの足を装着するのですがこれがまた大変です。
サイドポールに足を装着する穴があるので、ここに足部分のパーツを入れるだけなのですがこれも相当の力が必要。
コットを縦にして体重をかけて足を上から押さえるのですがなかなかしっかりした足のパーツでうまく穴に入れるのが相当難しいです。
僕は二人がかりで、一人が足パーツに体重をかけ、もう一人が穴に入れるというふうにしてなんとか組み上げました。。。
この組み上げの難しさではソロでは使いにくいな〜。
あと何回かはチャレンジしますが生地がなじまなければソロ仕様としてはお蔵入りするかもしれません。
ソロではなく数人で行くキャンプや一度組み上げたら解体しない用途の人にはいいかもしれません。
寝心地は、、、最高でした!

バンドックのコットはコンパクトを謳っているのでサイズはあまり大きくありません。170cm60kgでこんな感じです。で実際に使用してみたのですが、
寝心地、最高でした!
何が最高かというと
- 地面に体温を奪われない
- 地面のゴツゴツを一切感じない
この2点は本当にでかいです。
今回は明け方の気温が氷点下前後の寒いキャンプだったのですが、コットがあれば地面に体温を吸い取られることがありません。これめちゃくちゃでかかった!

テントの中に大きめの銀マット、その上にコット、さらにコットの上に銀マットと毛布、その上にスリーシーズン用シュラフを二重にして一番上がさらに毛布。そして湯たんぽ。
これで朝まで快眠でした。明け方が少し肩口が寒かったですが地面が冷たくて体温が奪われる感覚は全くありませんでした。

明け方テントから出ると霜が降りて凍って、雪がぱらついていました。
でもかなり重装備ではありますが、しっかり準備をすれば、コットがあれば家にある一般的なアイテムで十分に冬キャンプでも快適な睡眠をとることができるという確信が持てました。
サイズはこんな感じ

僕はワンポールテントの中に入れて使ったのですが、ロゴスのtepee300と言う小さいテントでも十分余裕を持って入れることができました。
実際のサイズは縦が182cm

横が60cmくらいです。

小さそうですが意外にゆったり眠れますよ。大柄な人は厳しいかもしれませんが170cmくらいで通常体型であれば十分快眠できるサイズと思います。
もう少しゆったり寝たい人はDODのバッグインベッドとかがいいかもしれませんね。横が大きいと思うのでかなり快適だと思いますよ、多分。
僕は60cm幅で十分な人でした。この感覚に関しては一度自分で寝てみるしかないですよね。気になる人はレンタルという選択肢もありかもしれませんね。
まとめ

結局このバンドックのコンパクトベットは買いなのか、というところですが、環境によると思います。
完全ソロ仕様でイメージしているのであれば僕はあまりお勧めしません。
慣れれば簡単に組み上げれるのかもしれませんが、僕は今の所、一人で組み上げる自信がありません。→現在は余裕で一人で組めるようになっています。
まあ怪力自慢ではないですが、極度の非力でもない一般的な40歳のオヤジです。通常の組み立てレベルをはるかに超えるパワーが必要だと思うのでソロでは無理ですね。簡単に組める方法が見つかればレビューします。
逆に数人で行くキャンプで協力して組めるのであればコスパ最強の最高コットになると思います。
2千円台のコットがあるだけでマットにシュラフだけの睡眠と比べると一ランク上の睡眠が体感できますよ。
もう少し利用を重ねて強度などの部分も追記すると思います。
結論、現時点では
ソロなら不可、ソロ以外なら買い
残念ながら売り切れです。
それではみなさま楽しいキャンプライフを!