夏のキャンプは涼しい山キャンプという方も多いと思います。そんな時にやってくるのが奴です。「ブヨ」。
こいつに噛まれると激しいかゆみと腫れでせっかくのキャンプが台無しになってしまいます。そこでキャンプでのブヨ対策をまとめました。
Contents
キャンプでのブヨ対策
キャンプでのブヨ対策は大きく3つ。
- まずは刺されないようにする
- それでも刺された後の応急処置
- 刺されてしばらくしてかゆみが発生した後の対策
この3つを中心に構成していきますね。
ブヨに刺されないようにするために
いきなり結論ですがブヨに刺されないために最も効果的なのはハッカ油で自作の虫除けを作ることです。いろいろ調べましたがこれしかありません。
ブヨに刺されないためには
長袖長ズボンなどで肌の露出をなくす
ブヨが活動する朝夕に注意する。
膝下あたりの低い位置を特に注意する
ハッカ油で自作の虫除けを作る
市販の代用品を準備する
いろいろとありますがハッカ油と比べると決め手を欠くものばかりです。
長袖長ズボンなどで肌の露出をなくす
アウトドアの達人は常々仰られます。夏といえどもアウトドアでは肌の露出は避けるべきであると。おっしゃる通りで何も言い返せません。
でもね、暑いですやん。夏は。
アウトドア道からすると邪道かもしれませんがファミリーキャンプですしレジャーですから、暑い中苦行のように一切の肌の露出をなくすのは僕には少ししんどいです。
耐えれる人はこれがベストかもしれませんが夏がキャンプデビューの人にはあまりお勧めできません。
苦行で嫌いになりそうです。理屈はわかりますが現実問題暑すぎると思うので却下。
あと服装ではブヨは暗めの色を好むということなので派手な服装が対策になるかもしれませんね。
ブヨが活動する朝夕や、膝下あたりの活動エリアに注意する
ブヨは日光を比較的嫌い朝夕に多く活動するようです。また膝下など地上に近い比較的低い位置で活動します。
朝夕のみ服装を注意するとか、膝下のみスパッツなどで保護するなど対策は立てれそうですがイマイチ決め手に欠きます。
ハッカ油で自作の虫除けを作る
通常の蚊取り線香や虫除けではブヨには効果がありません。僕も含めよく、テントサイトを蚊取り線香で囲んで結界を作っている人がいますが、ブヨには効果がありません。。。
また虫除けも蚊対策のものは効果がありません。残念ながら蚊とブヨでは効き目が違うようですね。
虫除けが効かない、長袖長ズボンも履きたくないという状況で最後の希望が
ハッカ油です。
ハッカのツーンとした匂いがブヨにとっては危険な匂いとなり近寄ってこないという都市伝説です。
いずれにしろ最強のブヨ対策にはハッカ水しか無さそうですね。ハッカ油スプレーの作り方はこちらです。
市販の代用品を活用する
ブヨにはハッカ油のツーンとした匂いがブヨ対策になるということですが、事前にハッカ水を作ることができないという場合もあると思います。
そんな時に代用できるのがエアーサロンパスやジーブリーズなどです。
どちらもあって困るものではないので持っておいても損はないかもしれませんね。
ブヨに刺された後の応急処置
ブヨに噛まれると激しくかゆみが伴います。ブヨは皮膚を食いちぎりそこがカサブタになりさらにかゆみが増します。そこで応急処置が重要です。
応急処置のポイントは2つです。
- 体に毒がまわる前に毒を吸い出す
- 体に入った毒を中和する
体に毒がまわる前に毒を吸い出す
体内に毒がまわらなければ痒くならないので、噛まれた後はすぐに毒を吸い出すことが重要です。
でも漫画のように口で吸い出すのは厳禁です。体内に毒が入るのでポイズンリムーバーを使います。
毒素がまわらないように騒がずに素早く吸い出すことがポイントです。
体に入った毒を中和する
ブヨの毒素は酵素毒で熱に弱いという特徴があります。かゆみが出たり腫れ上がったりする前であれば患部を温めることにより毒素を中和することが可能です。
理想は43度くらいで30分ほど温めるといいのですが、野外では温度調整できるシャワーなどなかなかありません。
そこで使い捨てカイロやホットの缶飲料などで応急処置ができます。夏場はいずれも難しいかもしれませんが覚えておくだけでいざという時に対応できますね。
刺されてしばらくしてかゆみが発生した後の対策
ブヨに噛まれてしまい、応急処置もできないまま痒みや腫れが発生すると医療機関や薬に頼るしか無さそうです。
ステロイド系の塗り薬が有効ということです。先輩キャンパー一押しは「ムヒアルファ」だそうです。
ネット上でもムヒアルファがブヨに効くと出ているので多分大丈夫です。ただ僕は薬剤師の先生ではないので薬局や医療機関で薬のことは確認してくださいね。
腫れや痛みがひどい場合には必ず自己判断せずに医療機関にかかるのが正解です。
まとめ
キャンプでのブヨ対策についてまとめました。
ハッカ油でアブを避け、それでも噛まれたらカイロなどで温める応急処置。そのあとは「ムヒアルファ」のような薬を塗って様子を見れば大丈夫そうですね。
夏のアブ対策の持ち物は自作のハッカ水、ホッカイロ、ムヒアルファで完璧です。
それでは皆さま、快適なキャンプライフをお過ごし下さい!