暑い時期のキャンプでのむ冷たいビールやドリンクは最高です。そこで問題になるのがクーラーボックスの保冷力。ピンからキリまであるのでいろいろと悩むところです。そこで我が家で実践しているクーラーボックスの使い方や考え方、暑い時期の対策をアップしますね。
Contents
キャンプで食材を保冷するためのクーラーボックスの使い方と保冷に対する考え方をまとめてみた。
- クーラーボックスを使う基本的な考え方
- クーラーボックスの種類
- 高級なクーラーボックスとお手ごろ価格のクーラーボックス
- 安いクーラーボックスの暑い季節のキャンプでの使い方
冷たいビールドリンクをおいしく飲むために実践していることをアップしていきますね
クーラーボックスを使う基本的な考え方
夏場のキャンプでは必須アイテムのクーラーボックス。性能の違いによってピンからキリまで色々販売されています。そもそもクーラーボックスを使うのは以下2点のためです。
肉や生鮮食品が悪くならないように一定の温度保つため
冷えたビールや飲み物を冷えたまま保冷するため
シンプルに言えば食中毒を防ぎ、冷えたビールを飲むためにクーラーボックスを使います。逆にいうと生鮮食品が悪くならず、ドリンクがヌルくならなければクーラーボックスを使う必要は無いのです。気温が5度程度の冬キャンプなどでは不要ですね。
シンプルで当たり前ですが、これが基本的な考え方です。我が家のクーラーボックスはソフトクーラー2つとハードクーラーボックス1つの合計3つを使い分けていますが、食中毒を防ぎ、冷えたドリンクを飲める温度に保冷できるアイテムをシーンに合わせてチョイスしています。
クーラーボックスの種類
クーラーボックスには大きく分けて3つの種類があります。
- ハードタイプのクーラーボックス
- ソフトタイプのクーラーボックス
- 発泡スチロールのクーラーボックス
以上の3種類です。一つ一つ見ていきますね。
ハードタイプのクーラーボックス
最もポピュラーなクーラーボックスです。メーカーや素材、商品クオリティや容量により値段も数万円のものから千円程度までバリエーションが豊富です。
保冷剤や氷をたっぷり使って、特に保冷が必要なものをギンギンに冷やすためのアイテムと捉えています。
ソフトタイプのクーラーボックス
ソフトタイプの簡易クーラーボックスです。買出しの際の保冷などにも使えます。それほど保冷を必要としないパンやおやつなど米や野菜を入れています。
帰宅時には小さく畳めるので非常に便利です。我が家では毎回キャンプ時に、2つのソフトクーラーを持参します。
ソフトクーターボックスについてはこちらもご覧ください。
またソフトクーラーはそれほど保冷を必要としない冬キャンプでも活躍するので便利ですよ。
発泡スチロールのクーラーボックス
釣具屋などでもよく売っている発泡スチロールの箱です。非常に価格が手ごろでその割になかなかの保冷力です。ハードクーラーがあれば必要ないですね。
夏のデイバーベキューしかしないならこれで十分かもしれません。
クーラーボックスの容量はどれくらい必要なのか?
一泊二日で家族4人のファミリーキャンプであれば
- ハードクーラー30L程度が一つ
- ソフトクーラー小さめ 2つ
あれば十分だと思います。
ハードタイプのクーラーボックスでドリンクをガンガン冷やし、生鮮食品も冷やす。ソフトクーラーにそれほど冷やさなくてもいいパンやラーメン、お米など食材を持っていく。これで十分だと思います。
高級なクーラーボックスとお手ごろクーラーボックスの違い、安いクーラーボックスの真夏の使い方などは次のページです。
高級なクーラーボックスとお手ごろ価格のクーラーボックス
特にハードクーラーボックスは超高級の最強クーラーボックスから、ホームセンターなどでお安く売っていて、ただの箱といわれるようなお手ごろクーラーボックスまでいろいろあります。ちなみに写真おくに写っている水色のクーラーはお手ごろ価格のものです。
どんなクーラーボックスを選べばいいか
一泊二日程度のファミリーキャンプでは真夏であってもお手ごろ価格のクーラーボックスで十分です。色々理由はあるのですが勘違いしてはいけない点が一点あります。
クーラーボックスは保冷をするだけで加冷は出来ない。
これが冷蔵庫とクーラーボックスの決定的な違いです。電気を使って冷やす冷蔵庫と違ってクーラーボックスが出来ることは「保冷」であって、クーラーボックスの価格の違いは「保冷力」の違いであるということです。
なのでいくら高級なクーラーボックスを購入したとしてもいったん温まってしまった保冷剤や氷を再度冷やしたり凍らしたりは絶対に出来ないのです。
初心者が行うファミリーキャンプのシチュエーションとクーラーボックスの必要クオリティ
初心者が行うファミリーキャンプはだいたい下の条件に当てはまると思います。
- 一泊二日から二泊三日程度までの短い日程がほとんど
- 基本、買出しできるスーパーが近くにあり、場合によっては氷が買える売店のあるキャンプ場などへの滞在がほとんど。
クーラーボックスの価格の違いは「保冷力の違い」です。長期滞在型のキャンプと違い、3日目、4日目の保冷力などは必要ないことがほとんどです。
真夏の二泊三日のキャンプだとしても、二日目のお昼に買出しに行って、新鮮な食材と氷を調達すれば何の問題もありません。本当に今まで何の問題もありません。
そう考えるとお昼に買出しをして翌日の朝までの保冷力を保てれば十分です。さすがにお手ごろなホームセンターなどのクーラーボックスでもそれくらいは十分保冷しますよ。
結論:普通のキャンプ場に泊まる初心者キャンパーはお手ごろ価格のクーラーで十分
安いクーラーボックスの暑い季節のキャンプでの使い方
キャンプ初心者が使うクーラーボックスはお手えごろ価格に安いもので十分ですが、いかんせん安いものは「保冷力」が弱いです。
そこで格安クーラーボックスでも出来る保冷の基本をまとめたいと思います。
- クーラーボックスは日陰に置く
- 冷気を逃がさないために出来るだけ開け閉めをしない
- しっかりと保冷剤を入れる
基本中の基本ですがこれだけで大きな保冷力の違いを生み出します。
クーラーボックスは日陰に置く
何はともあれキャンプ場についたらタープを設営し、日陰を確保してください。確保した日陰にクーラーボックスをおくだけで安いクーラーなりの保冷力を発揮してくれます。
逆に言うと格安のクーラーボックスには強い日差しをものともしないクオリティはないと潔くあきらめるべきです。
タープについてはこちらをごらんください。
冷気を逃がさないために出来るだけ開け閉めをしない
これは高級なクーラーでも冷蔵庫でも一緒なのですが、クーラーボックスは開け閉めを出来るだけしないほうがいいです。冷気が逃げるからです。
ソフトクーラーをうまく使い、あまり保冷の必要の無いものやそちらに移しておきます。また釣用のクーラーボックスなどは大きいふたと小さいふたの二つついてる物もあります。検討してもいいかもしれませんね。
しっかりと保冷剤を入れる
最後はやはりしっかりと保冷剤を準備することが重要です。強力な保冷剤がキャンプメーカーから出ているのでいろいろ検討してもいいかもしれません。
- 買い物したときについてくるおまけの保冷剤
- 2ℓ(1.5ℓ)のペットボトルに水を入れて凍らしたもの
- スーパーで買出ししたときにもらえる氷
我が家の通常の保冷アイテムは通常こんな感じです。凍らしたペットボトルは大きな氷柱になりますし、とけても水があると何かと便利なのでよく使っています。
保冷剤は超強力なものが色々出ていますが、我が家では普通のタイプの物しか使っていません。
我が家では必要性を感じたことは無いですが、超強力らしいので取り入れてもいいかもしれませんね。スーパーでもらえる氷があるのでそれで大体事足ります。
まとめ
初心者ファミリーキャンプというシチュエーションでは
- クーラーボックスは最強品でなくても大丈夫
- 保冷するための使い方が重要
- 格安クーラーの保冷力の弱さは仕方ないので、足りなければ氷を補充する
これさえ意識すれば、食材が悪くなる事も無く、また冷たくておいしいビールにありつくことが可能です。
すごし方を間違えなければ夏キャンプは本当にすばらしいので皆様もよいキャンプライフをお過ごしください。
夏キャンプの暑さ対策はこちら
それでは皆さま、楽しいキャンプライフを!