冬キャンプのキャンプ道具代を節約するためとスリーシーズンシュラフが真冬に通じるかという2点を検証する為に、安物のスリーシーズン用シュラフを2枚重ねて毛布も2枚でくるみ、コットの下には2枚の銀マットという装備で真冬の厳冬期低山キャンプに行ってみました。
結論ここまで準備すると快適に寝れたのですが、大きな問題が。。。
一人分の荷物とは思えないほどの超大荷物になるということです。
今までは荷物のコンパクトさは全く気にしていなかったのですが、この実験をきっかけに「キャンプの荷物をコンパクトにする」というキーワードに夢中になりつつあります。
そこで今日はキャンプ道具の中でも収納サイズを一気に激減できるマットに注目しました。
Contents
コンパクトに収納できるインフレーターマットを比較
今まではインフレータブル方式のマットを検討したこともありませんでした。
というのも100%オートキャンプなので収納性にこだわる必要がなかったからです。
普段使っているのは
この2種類です。
インフレータタイプは価格が高いし、穴が開くリスクもあるので何がいいのか全く分かりませんでした。そもそもキャンプの荷物をコンパクトにすることに全く興味がなかった。
でも今の僕はキャンプに荷物を小さく少なくすることに夢中です。そこで実際に買うかどうかは決めてないですが、調べれる限りのインフレータブルマットを比較してみました。
それでは早速!2020年5月23日現在のデータをもとに、基本シングルサイズで体全体をカバーするタイプのマットを選んでいます。
コールマンのインフレーターマット
コールマンのインフレーターマットは2種類をピックアップ。
キャンパーインフレーターマット/シングルⅢとキャンパーインフレーターマットハイピーク/シングルです。
キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ
まずはキャンパーインフレーターマット/シングルⅢから。
厚さ5cmで連結も可能です。公式ページにはWサイズも掲載されています。
価格などの面からも色々比較するうえでの一つの標準モデルになりそうですね。
キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル
こちらは2020年の新商品。厚さ10cmでベッドのように快適らしいです。気になりますね。
こちらもダブルサイズも出ているのでファミリーで準備するならダブルもいいかもしれないですね。
ロゴスのインフレーターマット
ロゴスのセルフインフレーターマットは2種類。厚さ5。5cmの超厚タイプと、厚さ3cmの標準タイプ。
厚さ4cm以上で寝心地が格段にアップするという事でどちらを選ぶかは迷いどころですね。
気になるのは厚さ3cmタイプのほうが収納サイズが大きいという謎の仕様。
(高密弾力)55セルフインフレートマット・SOLO
厚さが従来のものより厚くなり5.5cmに。連結もできる仕様になっているので助かりますね。
セルフインフレートマット・SOLO(カモフラ)
特徴的なカモフラージュ柄。厚さ3cmなので先ほどのモデルよりは薄い印象ですね。価格はそれほど変わらないので厚さの好みで選ぶ感じでしょうか。
こちらのモデルも連結可能なようです。
スノーピークのインフレーターマット
スノーピークのインフレーターマットは全部で2種類をピックアップ。
インフレータブルマットテレコとキャンプングマット2.5wの2つです。
インフレータブルマット テレコ
厚さが2.5cmです。収納ケースがポンプになるらしい。リペアキット付きです。でも少し高い気がする。。
キャンピングマット2.5w
厚さ6.2cmの極厚タイプ。連結も可能です。しかしキャンピングマットシリーズは2万円を超えてくるので少し高い気がする。。。
キャプテンスタッグのインフレーターマット
ファミリーキャンパーの強い味方。キャプテンスタッグです。まあ何と言っても安い。
インフレーターマットに関しては通常のインフレーティングマット、インフレーティングごろ寝マット、エクスギアシリーズ、ピロー付きインフレーティングマットシリーズと大きく分けて4種類あります。
エクスギア インフレーティングマット
キャプテンスタッフのハイエンドモデル。エクスギアシリーズのインフレーティングマットです。
厚さは5cm。価格も六千円程度なので気になりますね。
ピロー付インフレーティングマット(ブルー)
2千円台でピロー付きのインフレーターマットです。非常に気になる。特にこだわりがなければまずはこれでいいような気がしなくもないです。
厚さは2.5cmなのですがどうなんでしょうか。もう少し厚い方がいいのかな〜。
インフレーティング ごろ寝マット
120cmとショートサイズのインフレーターマットです。普通に疑問なんですがショートサイズのインフレーターって仕様に際して十分なんですかね?
全身をカバーした方がいい気がするのですが・・・。使用しておられる方がいれば実際のところをお伺いしたいです。
ショートで十分なら収納的にもコンパクトになるような気がするのですが。
インフレーティングマット
キャプテンスタッフの中ではスタンダードなモデルになるのでしょうか。厚さ2.5cmのインフレーターマットです。
DODのインフレーターマット
DODからは2種類。ソトネノキワミとソトネノサソイです。ソトネノキワミが厚さ10cm、ソトネノサソイが厚さ4.5cmという肉厚仕様。
こちらのメーカーは商品がどんどん開発されてすごいですね。
共に人気のかまぼこテントにフィットするように作られているようです。
ソトネノキワミ
厚さ10cm、ポンプ機能のついたピロー、洗えるシーツなど色々考えられている商品です。でも少し高いな〜。
極上の寝心地ということなので睡眠の質はすごいものが得られそうですが、僕の場合は酔っ払って寝てしまうことが多いので少しもったいない気がします。
キャンプ場での睡眠にこだわるなら選択肢の一つですね。
ソトネノサソイ
一般的な週末キャンパーの僕としてはこれくらいの価格帯まででマットを準備したい気がしています。
厚さ4.5cm、シーツ丸洗いOK、連結可能などこれくらいの機能で十分な気がしています。
ISUKAのインフレーターマット
シュラフ専門の本格メーカーISUKAからは2種類のマットがリリースされています。
ピークライトマットレスシリーズとコンフィライトマットレスシリーズで、半身用、ショート、全身用の3種類です。
ピークライトシリーズが厚さ2.5cm、コンフィライトシリーズが厚さ3.2cm。
ISUKAのシュラフやマット、あこがれるな~。
ピークライトマットレス 180
まずはこちら。ピークライトマットレスシリーズです。価格は9000円弱なので僕の勝手なブランドイメージと比べると買いやすい価格の気がする。
コンフィライトマットレス 180
こちらは厚さ3.2cmのモデル。価格は先ほどのモデルとあまり変わらないですね。
サーマレストのインフレーターマット
最後はサーマレストです。サーマレストはマットレスに強いメーカーというイメージ通りシリーズも沢山あり種類もかなり豊富でした。
ある程度コストがかかっても自分の用途に合ったしっかりした商品を欲しい人はサーマレストがいいと思います。
ちなみにシリーズは、TREK&TRAVEL、FAST&LIGHT、CAMP&COMFORTの3つだと思う・・。
とにかく種類が多いのでギリギリ僕が手が届きそうな価格のもののみピックアップしました。
ベースキャンプ
その名もベースキャンプ。サイズなどで価格は変わりますが一番安くても1万円以上。決して安いものではないですね。
厚さ5cmで4シーズン対応可能とのことです。
トレイルスカウト
こちらのスモールサイズなら7000円ほど。なんとか手が出せそうな範囲です。厚さは2.5cmですがフォームの断熱性が高いらしい。
インフレーターマットのスペック一覧表
とりあえず数が沢山ありますが一覧にしてみたいと思います。
メーカー 商品名 | 使用サイズ | 収納サイズ | 重量 | 価格 |
コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ | 63×195×5(h)cm | ø15×70cm | 1.8kg | 5282 |
コールマン キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル | 198× 68×10(h)cm | φ21×72cm | 2.7kg | 10545 |
ロゴス 55セルフインフレートマット・SOLO | 65×奥行190×高さ5.5cm | 直径17×高さ61cm | 2kg | 7100 |
ロゴス セルフインフレートマット・SOLO(カモフラ) | 190×64×3cm | 18×18×67cm | 1.5kg | 6930 |
スノーピーク インフレータブルマット テレコ | 198×60×2.5(h)cm | φ16×30cm | 800g | 15180 |
スノーピーク キャンピングマット2.5w | 198×77×6.2(h)cm | φ20×85cm | 1.9kg | 26888 |
キャプテンスタッグ エクスギア インフレーティングマット | 63x198x厚さ5cm | 20x65cm | 2.2kg | 6080 |
キャプテンスタッグ ピロー付インフレーティングマット | 58x187x2.5cm | 16x30cm | 920g | 2499 |
キャプテンスタッグ インフレーティング ごろ寝マット | 55×120×厚さ2.5cm | 10x長さ59cm | 900g | 2398 |
キャプテンスタッグ インフレーティングマット | 58×188×2.5cm | 12x長さ59cm | 900g | 2255 |
DOD ソトネノキワミS | W80×D208×H10cm | W91×D23×H23cm | 4.6kg | 17169 |
DOD ソトネノサソイS | W60×D192×H4.5cm | W15×D15×H66cm | 2.4kg | 5696 |
イスカ ピークライトマットレス 180 | 50×175×2.5cm | φ13×26cm | 580g | 8998 |
イスカ コンフィライトマットレス 180 | 49×175×3.2cm | φ15×27cm | 660g | 9405 |
サーマレスト ベースキャンプR | 51×183cm×5cm | 54×18cm | 1140g | 11500 |
サーマレスト トレイルスカウトS | 51×119cm×2.5cm | 28×12cm | 400g | 7040 |
※実売価格は2020年5月23日ごろのamazonでの価格です。時期により変動はあると思います。
全部網羅したわけではないですが僕の手の届きそうなところを中心にピックアップしました。やはりあまり高いと買えないので。
基本的には全身をカバーするサイズをピックアップしています。ショートサイズを出しているメーカーも多いのでショートサイズが気になる人はネットで探してみてください。
あとサーマレストは種類が多すぎるので気が向いたら別枠で比較表を作ろうと思っています。
まとめ
キャンプの荷物をコンパクトにするために気になったインフレーターマットを比較しました。
調べるといろいろわかってきました。ひとことでシンプルに言うと
快適さをとるかコンパクトさをとるか
これにつきますね。
あたりまえですが。それでは調べた結果をまとめておきますね。
5000円以下で買えるインフレータマットはこれ
5千円以下のインフレーターマットを出しているメーカーは、キャプテンスタッグです。
やっぱりキャプテンスタッグは価格面は強いですね。無名の中華製との違いが気になります。2千円台とかなら中華製がたくさん出ているので。
コンパクトさを求めると高級ブランドになる傾向
ISUKA、サーマレストといったところがかなりコンパクトに収納できますね。やはりキャンプ以上の登山などのハードなシーンを想定しているからでしょうか。値段も当然高い傾向です。
コンパクト性重視の為か全体的の幅が狭い。なのでキャンプしようとしては大柄の人や狭いフロアが気になる人にはあまりかもしれませんね。
ISUKAのコンフェライトが一番いいような気がするが・・・。
厚さ重視ならこのモデル
dodとコールマンが暑さ10cmを出しています。そこまで必要かはシーンによると思いますが。
ある程度の極厚サイズの中で一番コンパクトに持ち運べるのがサーマレストのベースキャンプですね。
サーマレストのZLiteとの比較で恐ろしいことに気が付く
荷物をコンパクトにというテーマで今までインフレーターマットを調べてきました。世の中のネットの情報でもインフレーターマット=コンパクトというイメージで、僕も妄信していました。
少し気になったのでEVAフォームを使ったサーマレストのZLiteのサイズを調べると、、、
大きさ:183×51×2
収納サイズ:51×13×14
収納サイズ:51×13×14
収納サイズ:51×13×14・・・
小さいやないか~!!!
そこそこちいさいやん。
ていうか手元にあるからわかるやろ~!!!
こうなってくるとISUKAやモンベル、サーマレストなど収納サイズが小さいものもありますが逆に収納サイズが大きくなるモデルもあります。
注意したいですね。
結局どれを選べばベターか
コンパクトさを追求しながら快適性も求めたいけど価格が高いのは嫌で安心感のあるブランドから買いたいというのが僕の本音ですが、なかなかそれは難しい・・・。
コンパクトじゃないとインフレーターの意味がないと僕は思っているのでそういう観点から行くと、予算があるならサーマレストのトレイルスカウトかイスカの両モデル。
予算がない時はキャプスタのピロー付きあたりでしょうか。
色々考えたけどやっぱり信頼感とアフターフォロー体制が欲しいのでそういう意味で行くとベストはISUKAのコンフェライトかな~。
それにしても色々ありますね~。やっぱりキャンプは道具を捜しながら使用シーンを考えてワクワクするのも一つの楽しみ方ですね。
それでは皆様、楽しいキャンプライフを!
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