今シーズンのファミリーキャンプ初戦は尼崎市立青少年いこいの家キャンプ場。
一般のキャンプ場と違い面倒な手続きなどもあるのですが、それを差し置いてもファミリーキャンプ初心者にはめちゃくちゃいいキャンプ場だと思います。
それでは徹底的にレビュー致します!
Contents
尼崎市立青少年いこいの家キャンプ場を徹底レビュー
市営のキャンプ場という事で一般のキャンプ場と違った魅力的な部分、不便な部分が沢山ありました。尼崎市立とありますが、実際の住所は猪名川町です。自然豊かなエリアですよ。
尼崎市立青少年いこいの家キャンプ場の場所
尼崎市立青少年いこいの家は尼崎市スポーツ振興事業団が管理しているキャンプ場施設で場所は猪名川町にあります。
三ノ宮からは50kmほど。約一時間ちょいで到着。ルートはいくつかありますがどのルートでもあまり変わりません。
場所と連絡先です。
住所:兵庫県川辺郡猪名川町万善東山6−1
電話:072-768-0614
僕は3号神戸線ルートで行きました。下道を走っているとスーパーやホームセンターがいろいろあったので買い出しには困らないと思います。
やはりキャンプ場が家から近いと楽でいいですね。どうしても長距離ドライブになる際にはこういった便利な方法がありますよ。
予約方法
実は予約の方法が若干めんどいんです。
電話で申し込んだ後に必要申請書類に記入してメールかFAXします。
具体的には、
利用申請書、活動計画書、宿泊者名簿、備品借用申込書(必要時)、食事申込書(必要時)
の5種類です。一応ダウンロードできるように張り付けておきました。
僕は備品を借りずに食事も持参したので最初の3つの申請書のみ提出しました。
記入自体は簡単にしても問題なさそうだったので負担にはならないと思いますが、活動計画とかを考えたのは初めてでした。
まあ市営の施設を使わせてもらうので仕方がないですね。
ちなみにこのキャンプ場は到着日の16:30から当日宿泊者の代表者と施設の人たちとのミーティングがあります。そんなキャンプ場初めてでした。
そこで施設利用の約束事やお風呂の時間などを調整します。面倒な人もいるかもしれませんが、ちょっと林間学校っぽくて楽しいですよ。
利用料金は驚異の価格
メッチャ安いです。
尼崎市民は1張1泊240円。僕は神戸市民なので360円です。
360円ですよ。
3600円違いますよ。
ちなみに炭が1kg550円、薪が1束300円、寝具一式が500円の値段設定の中でテント1張り360円。どう考えても安い。
ちなみに利用者が合計で5名以上になるとお風呂を沸かしてもらえるのですが家族のお風呂代込みでこの値段です。
今どき場末の銭湯でも一人分でそれくらいの値段がしますよ。
肝心の施設はこんな感じ
市営のキャンプ施設という事で全然期待していなかったのですが、かなり本格的な設備が整っています。
- 宿泊施設や食堂、お風呂がある管理棟
- 第一第二と二つの駐車場
- テントサイト
- バスケットリングや砂場のあるグラウンド
- 4つの炊爨場と4つのキャンプファイヤー場
- ごみ置き場や灰捨て場
- トイレやレンタル炊爨用具置き場
羅列するとこんな感じです。一つ一つ見ていきますね。
ちなみに全体マップはこんな感じです。
管理棟と宿泊施設
キャンプ場看板のある所から坂道をぐんぐんあがります。途中左手にあるのは第二駐車場。
坂を上りきると右手でトーテンポールが出迎えてくれます。
その先にようやく管理棟が見えてきます。管理棟は少し古い自然の家のイメージです。
ちなみに管理棟に向かって右手にキャンプ場入り口が見えます。一般車両はキャンプ場内には入れません。
管理棟内はこんな感じ
管理棟に入ると正面に見えるのがこの景色。写真がないですが左手が受付、右手が靴箱、正面のスペースでミーティングを行います。
少し奥に進むと食堂。右手奥には宿泊施設もあります。
宿泊施設はこんな感じ
テント泊が厳しい人は宿泊も可能です。
ここから奥に行くと宿泊施設があります。
宿泊施設は和室とベットタイプがあるようです。
二階もあります。自販があるので万が一でも飲み物は確保できますね。
食堂やお風呂もあります
食堂もあります。僕はキャンプだったので利用状況などは確認していないですが施設はあるので利用したい人は確認してみてください。
お風呂はこんな感じ。僕が宿泊した日は2家族しかいなかったので家族ごとに時間を決めてお風呂を利用いたしました。
5人以上宿泊時にはお湯を張ってもらえるようです。
家族全員で360円という料金でお風呂まで入れてもらえたら全く文句がありません。
5人以下でもシャワーの利用は可能です。
管理棟内にはなんと卓球があり、空いていれば使わせてもらえます。しかも無料です!
我が家はたっぷりと楽しませてもらいました。当然準備と後かたずけはしっかりと自分たちで行います。
広い駐車場が管理棟のすぐ脇にあります
管理棟の下には第一駐車場があります。
こちらのキャンプ場は車を横付けできないので駐車場からテントサイトまでは荷物の運搬が必要です。テントサイトまでは徒歩5分。アウトドアキャリーを持っている人は大活躍ですよ。
この日は桜が満開から少し散り始めで桜吹雪がすごかった。
アウトドアキャリーを持っていなくても、荷物の運搬には管理棟で荷台を貸してもらえます。
桜の木の横をキャンプサイトに向かってみんなで荷物運搬。これも楽しいですよ。
テントサイト
駐車場からテントサイトまでは歩いて5分くらい。奥に見えている三角のテントは常設テントでその周辺にテントサイトはあります。
トイレや炊爨場、ゴミ捨て場などを通り過ぎて突き進むとテントサイトに突き当たります。
テントサイトは写真のような区画がいくつもあります。グラウンド状態は土というか砂というか細かめの石のような感じ。ちなみに区画は全体的に狭いです。
僕のロゴスtepee300ですら狭くてはれませんでした。
当日は2組しかいなかったのでどこでも好きな場所にテントを張っていいという事でした。
僕はタープも張りたかったので常設テント横のスペースに設営することにしました。
グラウンド状態は芝生まではいかない土という感じでした。比較的柔らかい状態でしたよ。
設営はこんな感じ。スペースをかなり広く使わせてもらいました。
全体を見るとこんな感じ。写真右手や奥がテント区画、左が常設テント、その奥が僕が設営したスペースです。
バスケットリングや砂場のあるグラウンド
管理棟の脇を抜けるとボール遊びなども可能なグラウンドに出ます。桜に囲まれていい雰囲気でしたよ。
グラウンドには砂場もあるので小さい子でも遊べますよ。
グラウンド奥から見ると管理棟の裏側が見えます。ちなみに小学生用のバスケットリングがあるのですが撮影するのを忘れました。。。
僕は娘二人との3人キャンプだったのですが、フリスビーをしたり縄跳びをしたり、ボール遊びをして満喫しました。
僕は家から持参しましたが管理棟では遊び道具も借りれそうですよ。
4つの炊爨場と4つのキャンプファイヤー場
このキャンプ場の特徴は炊爨場とキャンプファイヤー場の多さです。それぞれ4か所あります。なのでハイシーズンでも混雑は避けれそうですよ。
合計4か所の炊爨場はとてもきれいなのも特徴です。一般のキャンプ場と違って青少年育成の目的ということで炊爨場は使用後帰宅時に係りの人のチェックが入ります。
来た時と同じ状態に掃除をして帰る。これが徹底されているのでとっても綺麗ですよ。
これは第四炊爨場。本当にきれいに管理されていてびっくりです。
かまどはこんな感じ。
ちなみにこの薪で一束300円と格安。
シンクはこういう状態です。桜吹雪が舞い散っています。
何と第四炊爨場には冷蔵庫がある!お願いすれば自由に使えるみたいですよ。
要所要所にファイヤーサークルがあります。申し込み時に申請すれば使用可能です。
ごみ置き場や灰捨て場
ゴミ捨て場はこんな感じ。きっちり分別すれば無料で捨てさせてもらえます。
灰捨て場もきっちりあります。
灰捨て場の上も桜の木。綺麗です本当に。
トイレがめちゃ綺麗
ここのキャンプ場はトイレもめちゃ綺麗です。
男子トイレだけですがこんな感じ。
洗面台も綺麗。恥ずかしながら僕が映ってしまっています。。。
予備のペーパーなどきっちりと手入れがされていますよ。
自動センサーや虫対策もきっちりされています。
トイレとお風呂がきっちりとしているので初心者でもかなり安心ですよ。
尼崎市立青少年いこいの家のいいところ悪い所
泊まってみて気が付いた事がいくつかあるのでいい所と悪い所に分けて書いておきます。
尼崎市立青少年いこいの家の良かったところ
あげだしたらキリがないのですが、かなりいいところはたくさんあります。
- 近い
- 利用料金が安い
- 子供が退屈しない遊び場がある
- 風呂トイレ炊爨場がきれい
- 燃料が買えるし安い
- 大雨など悪天候の時に宿泊施設を利用できる
近い
三ノ宮から一時間ちょいと結構近いです。大阪方面からでも比較的アクセスしやすいはず。近いに越したことはありません。
利用料金が安い
テント一張り360円。いう事がありません。
子供が退屈しない遊び場がある
比較的大きなグラウンドがあるので子供は自由に遊ぶことができます。また室内ではスペースが空いていれば卓球が可能です。大人も楽しめると思う。
風呂トイレ炊爨場がきれい
キャンプ初心者や女性にとってはここは結構ポイント高いと思います。本当に手が行き届いています。最終使用後にスタッフの方のチェックが入るので当然といえば当然です。
それにしても素晴らしいと思う。
燃料が買えるし安い
炭や薪などの燃料を管理棟で購入可能です。しかも薪も炭も安い。薪一束300円、炭3kg550円。これはありがたいです。
大雨など悪天候の時に宿泊施設を利用できる
これが最高の特徴と思います。キャンプに急な悪天候やトラブルはつきもの。
そんな時にも管理棟には宿直のスタッフの方がいるので、万が一寒すぎて寝れないとか、大嵐で野外がきつい時は料金を払えば宿泊施設に宿泊可能です。
これは非常に安心ですね。
しかも格安料金です。大人一人1100円くらいだったと思います。
初キャンプで初めての野営が悪天候だとかなりつらいと思うのですが、この環境であれば初キャンプにも果敢にチャレンジできますね。
良い事ばかりを書きましたが悪い部分もないことはないです。
尼崎市立青少年いこいの家のいまいちなところ
総合的に考えるとないに等しいのですが、あえて無理やり上げるとすると、
- 予約や打ち合わせなどが面倒といえば面倒
- 夜が少しうるさい
あえて挙げるとこんな感じです。
予約や打ち合わせなどが面倒といえば面倒
大した労力ではないですがこのご時世ネット予約システムが完備されているキャンプ場もある時代に申請書類の記入は少し面倒かも。
でもまあ仕方ないですね。
夜が少しうるさい
これは気になる人は気になるかもしれませんが、結構車の音が聞こえます。山に囲まれているようなので意外ですが夜中は少しうるさく感じる人もいるかもしれません。
ただ消灯が22時半と決まっているので騒いでうるさいグループはいないと思いますよ。
まとめ
かなりの長文レビューになってしまいました。最後までお読みいただき有難うございました。
総合的に考えるとこのキャンプ場はキャンプ初心者やデビュー戦の人にはかなり高ポイントだと思います。
逆に設備の何もない無料キャンプ場にチャレンジできるくらいの人には自然の家色が強すぎてイマイチかもしれません。
僕はもう少し自然感が強い方がスキなのですが子供たちは大喜びでしたのでまたリピートするかもしれません。
もし阪神間近郊で安くて安心感のあるキャンプ場を探している人は是非行ってみてください。
それでは皆様、楽しいキャンプライフを!